ありがとう、世界のどこにいても

ヘイセイジャンプの横浜アリーナのコンサートに行ってきました。1月3日1部と4日2部です。「ヘイセイジャンプの中でどう考えても龍太郎さんがいちばんかわいいのに、推されない理由がまったくわからない」と真顔で発言して友だちを困らせたりしてきました。以下ねたばれあったりなかったり
3日1部はセンター12ブロックにて。センターステージの右側後ろのブロック。あまりにステージ近くて着くなり度肝を抜かれました。この日のわたくしは良席であることを知っていながら正直ふざけてました。今日横浜二日目だしグッズとか余裕だべ☆と思ってゆっくり行ったら、グッズ激しく混んでいて何も買えなかったのです。サマリーとはわけちがうって話です。ペンラもなしで参戦するはじめてのジャニコンほど心細いものはありません。まして独り・・・。こんなことなら知念様対策ってテイであらしのペンラでいいから持ってくればよかったです。近年まれにみるピンチに見舞われておなか痛くなりました。でも結論から言うと、意外とみんな振りしないです。ジャンプくんたち近すぎて興奮するのに忙しすぎて踊ってる場合じゃないみたい。それに花道の反対側が親子席だったんでジャンプくんたちみんなわたしのいるセンター席にはおけつ向けてたっていうね。いいんだかわるいんだかよくわからないですが、あまりの見てもらえないっぷりに途中で全員分のおけつを見ることに全力を注ぐことにスイッチしました。たのしかったです。ベストオブええおけつは龍太郎さん!!なぜかというと私が龍太郎さんが好きだからです。あのしゅっとしたおけつに全力けつバット入れて龍太郎さんを怒らせたいです。龍太郎さんが小猿のようにムキー!!ってなってるところがみたいです。ごめんなさい。
ベストのお兄さんたちがセブンのうちわをコトコト煮込んでセブンを作るコーナーがあるんですよ。何言ってんの?って思うかもしんないんですけど、わたしもそう思います。で、うちわをお鍋に放り込みながらセブンのことを紹介するんです。山田君を「冥王星の食いしん坊だ〜」とか、知念様を「冥王星の大野君だ〜」とか、全体的に雑だしひどいかんじなんですけど、けいと先輩の紹介をするときに「冥王星の正統なバビロンだ〜」って完全にバカにしてました。バビロンはけいと先輩のソロ曲です。正統なバビロンて。まあわたしそれ聞いてヒィヒィ言いながら笑ってたんですけどね。
で、しまいには龍太郎さんと慎太郎様を取り違えてしまってセブン作りは失敗に終わるわけです。失敗したらセブンの代わりに、うっすい布で作った鬼ができるんです。わたしもさっぱり意味わからなかったんですけど、そういうことらしいんで、ここはひとつ納得していただけませんかね?鬼に空気を送り込んで、なんとなくうごめかせて躍動感を出すのはズニアのみなさんのお仕事です。わたしがズニアだったら呆然としそうなタスクですが、みなさんとまどいの表情ひとつみせず鬼に命を吹き込んでました。鬼に空気が送り込まれる管があるんですけど、一部空気が漏れてるところがありましてね、そこから勢い良く出てくる空気を顔に当ててふざけてるズニアがいたんですよ。仕事中ですよ?はい、ビーアイのこうち先輩ですね。まじキュートじゃないですか?誰が見ているわけでもなく、勝手に一人で顔にブワッシャーって空気当てて、しまりのない恍惚の表情でニヤニヤするこうち先輩。これは夢中にならざるをえません。こんなん見せられて恋に落ちないわけないじゃないですか。そしたらそのこうち先輩が突然突き飛ばされたんです。もう!わたしとこうち先輩の蜜月を邪魔するのは誰?!と思ったら慎太郎様でした。慎太郎様はさっきまでこうち先輩が顔にあてていた空気をKOKANにあてて仁王立ちしていました。その慎太郎様を膝をつきながら呆然と見守るこうち先輩、を震えながら見守る私、というしょうもないトライアングル。三人の矢印はどこも交差しません。
MCは途中で天井が火事になったんです。会場中恐ろしく煙いし、わたしの座っているところには火の粉が降り注ぐというちょっとした地獄絵図になってたんですけど、ジャンプくんたちはみんなとっても落ち着いていて「大丈夫ですよ〜」とか「スタッフさんみんなプロですからね〜」とか声をかけてくれて「じゃあぼくたちがみんなの近くに行ってあげるね!」と通常メインステのみのMCが花道に散らばって行われまして、一生懸命お客さんを落ち着かせようとしてくれました。細やかな心遣いを感じまして感激いたしました。ああ、ジャンプくんたちみんな頼りになるなあとわたくし胸が熱くなりました。そんな頼りになるジャンプ君達の中、龍太郎さんは口をポカンと開けたまま火災の起こった天井をあほの子丸出しの表情で見上げていたのがちょうかわいかったです。
持ち込み企画はセブンのラジオでもおなじみのヘイセイワーズでした。龍太郎さんはいつもセブンのラジオで動物シリーズのセリフを読まされるケースが多いんですけど、今回も「うさぎ年だピョン!!」とか、心底しょうもないセリフを読まされてました。しまいには平仮名が読めなくて八乙女先輩に読み方を聞きに行ったりしてました。一緒に読もうよう、ってだだこねる龍太郎さん、一緒に読んでくれると思ったのに全然読んでないでキメ顔ばかりする八乙女先輩にどんぐりまなこで抗議する龍太郎さん、最終的に一緒に読んでもらえてニコニコする龍太郎さん、自分の持ち場が終わったらさっさと椅子にすわって貧乏ゆすりを始める龍太郎さん・・・ありがとう横浜アリーナのどこにいても、龍太郎さんが見放題です。テレビじゃこうはいかないよ!コンサートさいこう!!
そのあとありがとうの曲に乗せて世界各国語でジャンプ君達がメッセージを弾き語りで伝えるっていう出し物がありました。何言ってるのかわからないかもしれませんけど、わたしもステージ上のジャンプ君達がなにがやりたいんだかさっぱりわかりませんでした。とにかく「どうしてこうなった」クオリティで大変愉快痛快でございました。ハハーン、これは笑っていいやつだな!!と判断し、遠慮なく腹抱えて笑っていたら、センター席で大爆笑しているのはわたくしひとりでございました。横浜アリーナから生きて帰れないことを覚悟した瞬間でございます。
このあと「ジャPAニーズHi」っていうAKBの二番煎じみたいなグループの紹介がありまして、3日1部はとにかくここが長かったです・・・やぶぶ先輩の仕切りは素人同然の新米ジュニア相手でも非常にかんじが良く、お上手だったんですけども、途中でどうしてもものすごく漠然とした気分に・・・知らない子供の長話とか修行以外の何者でもないです。わたしほんと誰かを最初に好きになる才能ないなーと思いました。やっぱキャラクターって周りに作ってもらうものだと再認識。たくさん愛されてたくさんちやほやされてたくさん輝いている子の上前をハネるような愛し方しかわたしはできないんだと思います。別名ミーハーです。
なんでかわかんないけど一曲まるごとやるって曲の方が少なかった気がします。メドレーみたいに切れ切れになってる曲が多かった。何をそんな急いでるんだ・・・と思いながら観ました。わたくしの大好きなTimeに至ってはジャンプが10人いてよかった〜〜〜!!と地球に産まれて良かったばりに叫びたい素晴らしい振りが見事に削られて、カプセルにぎゅうぎゅうにつまったり、ビニールハウスで狭苦しく踊るというよくわからない世界観になっててポカーンとしました。どうして。そのままでもおいしい毛ガニにマヨネーズと醤油とケチャップをどばどばかけて出された気分です。ここは再考願いたいところです。
センター12にはトロッコでいのおと知念様がいらっしゃいました。わたくし、同行の方がいのおファンと知念様ファンだったので、ついでにファンサにあやかることができたのですが、知念様はニコニコとオタクどもに手を振ってくださり、まばゆいほどのきらめきに、わたくし逆に真顔になってしまいました。キャーの声もでないほど美しかったです。いのおは、表情として分類するなら多分笑顔の箱に入れるだろうな・・・というギリギリの表情でヒラヒラと手を振ってました。同行のいのおファンの方によると、今日のいのおは大層御機嫌麗しかったそうですが、ぜんぜん御機嫌麗しそうな表情じゃなかったです。でもステージでMCしてるときにいのおがやぶぶ先輩とかに見せる笑顔はいつも通りニッコニコだったので、多分あの人錦戸系だな〜と思いました。錦戸系とはファンに厳しくメンバーにやさしい人を指します。
最後の最後に「たのしかった僕たちとの宇宙旅行ももうおしまい・・・もう行かなくちゃ・・・たのしかったこの星の名は地球・・・」って言いだしたので「エッ!!!」ってビックリしました。宇宙旅行なんてそんなこと一言も聞いてないですし、ジャンプの人たちは何星人設定だったんでしょうか・・・冥王星のバビロンなんでしょうか・・・崖のポニョ?という映画を知っていますか?わたくしあの映画一回だけ観まして、サッパリ意味がわからなかったんですけど(え、なんで老人ホウムが海底に沈んでるの?等)あれ、子供が観たらなんの疑問も抱かないそうですね。そういうものだと納得できるそうです。つまらない大人だけが整合性やカタルシスをつい求めてしまう。ヘイセイジャンプのコンサートもまたしかりでございます。この際意味などなくていいのです。ただ目の前にいる可愛い龍太郎さんに集中すればいいのです。
4日1部はアリーナBで観ました。バクステ正面で全体が見渡せて非常に良いお席でした。そりゃセンターの方が近くていい席なんですけど、こっちのほうが落ち着いて観られます。とりあえずゆうとくんは天井から降ってきたハートをおでこに貼ってウルトラマンアピールして知念様の失笑を買っていました。それをまるっと冷ややかに眺める龍太郎さん。龍太郎さんの氷点下の視線を一身に受けるゆうとくんうらやましいです。わたしもあの氷の視線に貫かれて凍りつきたいです。なにこのポエム。
MCで有岡君がださい鞄を買ったって話をしてて、超ふざけた顔の山田様に「だいちゃんセンスなwセンスなwww」ってからかわれてたらしいんですけど、その顔がキス顔だったので、有岡君は思わず「やまだァ、キスしていい?」とこぼし、山田様はどん引きしたそうです。
あとこの日は驚きの事実が発覚しまして、コンサートが始まると龍太郎さんは高木とふたりで一度は食事に行かれるそうです。何話すの?と聞かれて中身がなさ過ぎて何も答えられない二人・・・ちなみにこの前日もゆうやくんに焼肉いこうって誘われた龍太郎さん、家族と焼肉の約束してたので、天秤にかけた結果ゆうやくんの誘いをきっぱり断ったらしいです。八乙女先輩にもニヤニヤしながら「龍太郎、飯食いにいこうぜwww」と言われたらしいですが、龍太郎さんはその誘いを「ハァ?」で一蹴したらしいです。かっこいいですね。理由はニヤニヤしてるからからかわれたと判断したため。みんなが「光君はシャイだから笑いながら誘ったんだよ」と言っても、絶対嘘だと断固譲らない龍太郎さんちょうかわいかったです。このあとやぶぶ先輩になにかギャグ的なものを耳打ちされ、言うように促されるも、「スベるから嫌だ」ときっぱり断る龍太郎さん輝いてました。あとなんかよくわかんないんだけど、やぶぶ先輩としきりにサッカー選手みたいなハイタッチしててすっごいかわいかったです。
3日の1部と比較するとMCもまとまっており(火事なかったからともいう)、ジュニア紹介のくだりもさっくりコンパクトになってました。中国人のよくしゃべるジュニアの子がいるんですけど、3日の1部はジャンプくんたちみんな困惑しつつも相手してあげてたのがよくなかったんだと思います。4日1部は適当に切り上げてました。それでいいと思う。よくわかんない中国人のジュニアへの優しさは、お金払ってきてるファンには全然優しくありませんから、そこんとこどうぞよろしくお願いします。
とりあえずバクステ正面はマジカルソング的神席、じゃなくて、アイスクリーム森本的な意味で神席でした。うさ耳のついたハットをかぶった龍太郎さん本当にかわいかった・・・。ハットがでかすぎて、踊ってるうちにずりさがっちゃって顔半分かくれてる龍太郎さん本当にかわいい。その他バクステでは森本兄弟のこちょばしあいっこ、セットを間違ってぶっ壊すこうち先輩を腹抱えて爆笑する龍太郎さん、いのおにへんな顔されてヘラヘラしながら踊る龍太郎さんなど、龍太郎さんがあふれてました。本当にコンサートって最高ですね。
しかし横浜アリーナ狭いです。横浜アリーナのどこにいても、トウキョウドーム的に考えたらみんな神席です。あれだけ近いとつい龍太郎さんの曇りなき水晶体にわたしの森本うちわを映し出したいとか邪な欲望が芽生えがちになるけど、メンバーとからむ龍太郎さんがあまりに楽しそうなのでもう龍太郎さんが笑顔で生きてればそれでいいって思ってきました。今なら聖母になれそうです。ただし龍太郎さんに限る。